西武HD次期社長・西山氏「業績回復させ成長に向けた軌道に」2トップ体制で経営強化へ
西武ホールディングスの次期社長・西山隆一郎氏は、コロナ禍で受けた打撃から業績を回復させ、成長に向けた軌道に乗せていくと語りました。
西武ホールディングスは、4月から西山隆一郎常務が社長に昇格し、後藤高志社長が代表権のある会長に就いて2トップ体制で経営を強化します。
西武HD次期社長・西山隆一郎常務「回復から成長へ、様々な困難に立ち向かいまして、それをグループとして乗り越え、心血注いできた経営改革を、新会長兼CEOとさらに前に進めていく決意」
西山氏はコロナ禍の行動制限などで受けたダメージからの早期回復と成長に向けた取り組みへの意気込みを語りました。
西山氏は去年、グループのプリンスホテルやスキー場などをシンガポールの政府系ファンドに売却し、その利益を再開発資金に充てるなど、コロナ禍で急激に悪化した経営立て直しに努めました。
後藤氏は2005年、みずほ銀行副頭取から西武鉄道社長に就任し、18年にわたりグループの改革を進めてきました。