変動型住宅ローンの一部で金利引き上げ 約17年ぶり
メガバンク各社が、変動型の住宅ローンの一部についておよそ17年ぶりに金利を引き上げました。
住宅ローンの金利は、借入時から一定期間金利の変わらない固定型と、状況によって変わる変動型にわかれています。大手銀行各社は10月の変動型金利について、既に借り入れをしている利用者を対象に、およそ17年ぶりに引き上げました。
これは日銀が7月に政策金利を0.15%引き上げたことに伴ったもので三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は基準金利を0.15%引き上げ2.625%とします。ただ、新しい金利での返済が始まるのは、来年1月になる予定です。
一方、新規の顧客向けについては三井住友銀行が0.15%引き上げた一方、みずほ銀行は据え置き、三菱UFJ銀行は逆に、顧客によっては優遇する幅を拡大しました。
住宅ローンについてはネット銀行の存在感が増す中各銀行の顧客獲得競争が激しくなりそうです。