日経平均 日銀の金融緩和維持で伸び悩み
9月19日の東京株式市場で日経平均株価は値を上げた。平均株価の終値は18日に比べて83円74銭高い2万2044円45銭。
前の日の米・ニューヨーク株式市場ではFRB(=米連邦準備制度理事会)が利下げを発表し、さらなる利下げへの期待感からダウ平均株価が上昇した。この流れを受けて19日朝の東京株式市場でも幅広い銘柄で買い注文が広がり、平均株価の上げ幅は300円近くになる場面もあった。
日銀は19日まで開かれた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和の現状維持を決めた。ただ、欧米の政策金利の引き下げに比べると消極的と受け止められため、外国為替市場では円が買われ、円高・ドル安となった。これを受けて東京株式市場では輸出関連を中心に売り注文が出て、平均株価の上げ幅は次第に縮小する展開となった。
東証1部の売買代金は、概算で2兆3637億円。東証1部の売買高は、概算で13億3314万株。