鉄塔の強度引き上げ 専門家が提言
台風15号で大規模な停電が起きたことを受け、経済産業省の専門家会議は、鉄塔の強度を引き上げることなどを盛りこんだ見直し案をまとめた。
台風15号では千葉県で鉄塔が複数倒壊したほか、およそ2000本の電柱が被害を受け、大規模な停電が発生した。
このため、経産省の専門家会議は、強風に対する鉄塔の強度について現在、秒速40メートルに耐えられるところを、台風が接近しやすい太平洋側など地域や地形を考慮して、さらなる強風にも耐えられるよう、基準を見直すとしている。
また、電柱の被害については、倒木など二次的な影響が大きかったことから、自治体と連携して事前に樹木を伐採するなどの対応が必要だとしている。