台風１５号の影響で千葉県で起きた大規模停電をめぐり、経済産業省は、東京電力による復旧見通しが何度も修正されたことや、復旧が長引いたことなどについて検証する会議を始めた。

会議は、実際に停電を経験した人を含め民間委員１０人がメンバーとなっている。３日の初会合では、停電の復旧見通しがどのような情報に基づいて出されたのか、過去の停電復旧の経験が今回どう生かされたのか、などに質問が集中した。

また、経産省の職員が東京電力などに派遣されたが、どのような役割をしたのかをしっかり検証すべきなどの意見があがった。このほか、電線の地中化などの対策はコストも考えて検討すべきとの指摘が相次いだ。

会議は今月中に中間とりまとめを行い、政府全体の検証に反映させることにしている。