混乱続くベネズエラ 再び大規模停電
政治的な混乱が続く南米のベネズエラで22日、再び大規模な停電が発生した。
ベネズエラでは、独裁色を強めるマドゥロ大統領と政権打倒を目指すグアイド氏の対立が続いている。
こうした中、現地からの情報によれば、22日の夕方に、首都カラカスなど国内の広い範囲で停電が発生した。市街地のほか空港でも電気が止まり、市民生活に影響が出ている。
マドゥロ政権は、「電磁気的な攻撃によって水力発電所のシステムが影響を受けた」などと説明しているが、攻撃の詳細は、明らかになっていない。
今年3月にも大規模な停電が起きていて、グアイド氏は、「現体制の汚職と無能が招いた結果だ」などとマドゥロ政権を批判している。