西村経産相 IAEA事務局長と会談 処理水海洋放出の安全性「評価」に謝意
西村経済産業相はIAEA=国際原子力機関のグロッシー事務局長と会談し、福島第一原発からALPS処理水を海洋放出した場合の安全性を「評価する」としたIAEAの報告書について、感謝の意を表しました。
西村経済産業相「東電福島第一原子力発電所の着実な廃炉に向けて廃炉全般に係るレビュー、そしてALPS処理水の安全性レビューを厳正に進めていただき、改めて感謝したい」
西村経済産業相は会談でこの春から夏にかけ予定している海洋放出について、開始前、放出中、放出後の長期にわたりIAEAに安全性を評価してもらうことは、「国内外の理解を得る上で非常に重要」と述べました。
一方、グロッシー事務局長は、IAEAの報告書を「支持する」などとしたG7気候・エネルギー・環境大臣会合の共同声明を「充実した内容」と評価しました。
また西村経済産業相は、IAEAによるウクライナの原子力関連施設の安全確保に向けた活動に、令和4年度の補正予算に盛り込んだおよそ2.7億円の支援を実施したと表明しました。