福島第一原発「処理水」放出めぐり協力へ IAEA事務局長と合意
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日本を訪れているIAEA(=国際原子力機関)のグロッシー事務局長が、萩生田経済産業大臣と会談し、「処理水」の放出をめぐって協力を進めることで合意しました。
東京電力・福島第一原発でたまり続ける処理水をめぐっては、政府が薄めて海に放出する方針を決定していて、18日、原子力規制委員会が審査書の案を了承しています。
こうした中、計画について国際的な基準から評価を行っている、IAEAのグロッシー事務局長が萩生田経済産業大臣と会談しました。
グロッシー事務局長は「世界中の人々が処理水は公衆の健康や環境に悪影響を与えないと確信を持つことができる」などと話し、日本政府との関係を強化していくことで合意したということです。
IAEAは、来年春をめどとする処理水の放出の前には評価の結論を含む報告書を出すとしていて、グロッシー事務局長も19日、福島第一原発を訪れる予定です。