福島第一原発 処理水放出計画 規制委が案を了承へ
福島第一原発にたまり続ける処理水を薄めて海に放出する計画について、原子力規制委員会は、事実上の合格となる審査書の案を了承する見通しです。
東京電力福島第一原発にたまり続ける処理水について、国は、大幅に薄めた上で来年春をめどに海への放出を開始する方針で、原子力規制委員会ではその際に必要となる設備など東電が策定した計画について、去年12月から審査を進めてきました。
18日は規制委員会の会合において、これまでの審査で確認した内容についての報告が行われていて、事実上の合格を意味する「審査書の案」が了承される見通しです。
了承されればおよそ1か月間、国民に意見を募った後、正式合格の手続きに入りますが、地元自治体や、漁業関係者の理解はいまだ得られていません。