“処理水放出”計画 原子力規制委の審査おおむね終了
福島第一原発にたまり続ける処理水を薄めて海に放出する計画について、原子力規制委員会による審査が15日でおおむね終了しました。
東京電力福島第一原発にたまり続ける処理水について、国は、大幅に薄めた上で来年春をめどに海への放出を開始する方針で、原子力規制委員会ではその際に必要となる設備など東電が策定した計画について、去年12月から審査を進めてきました。
15日は、人や生物への影響について議論が交わされ、ひと通りの審査を終えました。
規制委員会では、早ければ来月にも事実上の合格を意味する「審査書案」をとりまとめることになります。
放出設備の建設にあたっては福島県や大熊町、双葉町の「事前了解」を得る必要がある他、放出については、漁業関係者の理解はいまだ得られていません。