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日本郵政・長門社長が退任へ

2019年12月27日 17:52
日本郵政・長門社長が退任へ

かんぽ生命の不正な保険販売をめぐる問題でまもなく郵政3社トップの辞任会見が行われる。

こちらは日本郵政本社前。さきほど日本郵政の取締役会で日本郵政の長門社長の退任が決まった。まもなくこちらのビルでトップ3人の会見が行われる。

27日の会見では日本郵政の長門正貢社長のほか、日本郵便の横山邦男社長、かんぽ生命保険の植平光彦社長が揃って年明け5日の辞任を発表する予定。

後任の日本郵政の社長には元総務相の増田寛也氏が、日本郵便とかんぽ生命の社長には6日に内部から昇格するという。

先ほど発表された金融庁と総務省の行政処分では新たな保険の販売を3か月間停止する命令が出た。

郵政グループがめざしていた来年1月の販売再開が再び延期されるという厳しい内容。

金融庁はグループ全体での情報共有がなされず、管理体制に問題があったとしている。

郵政の関係者は「今の体質を改善したい」と話すが、トップに報告が上がらないという、長く続いた組織の風土を本当に変えることができるのか、道のりは厳しいと言わざるをえない。