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「街角景気」調査 新型コロナ懸念の声も

2020年2月10日 21:40
「街角景気」調査 新型コロナ懸念の声も

いわゆる「街角景気」の調査で、景気の現状を示す指数は3か月連続で改善したものの、先行きについては新型コロナウイルスの拡大を懸念する声が多く、悪化した。

内閣府は小売業やタクシーの運転手など、働く人に景気の実感を聞く景気ウォッチャー調査を発表した。

1月の景気の現状を示す指数は41.9で、前の月を2.2ポイント上回り、3か月連続で改善した。消費増税による落ち込みから回復したことが大きいとしている。

一方、2、3か月先の見通しを示す指数は41.8と、前の月を3.7ポイント下回った。新型コロナウイルスの拡大を懸念する声が多く聞かれたという。

内閣府は、このところ回復に弱い動きが見られ、新型コロナウイルスによる影響は観光や小売りだけでなく、幅広い業種で懸念されているとしている。