今後は軽自動車に注力 ダイハツ工業が体制見直し
ダイハツ工業は8日、本来の主軸である軽自動車の開発に注力するため、小型車の開発から認証までについては、親会社のトヨタが責任を持つ体制に変更すると発表しました。
ダイハツ工業 井上雅宏社長
「もう一度、ダイハツがあってよかったと言っていただけるように会社を再生してまいりたい」
ダイハツをめぐっては、車両の認証試験で悪質な不正が発覚し、再発防止に向けた体制の見直しが求められていました。
ダイハツは8日、本来の主軸である軽自動車の開発に注力するため、不正のひとつの要因となった小型車の開発から認証までを、親会社のトヨタが責任を持つ体制に変更すると発表しました。
軽自動車の開発については、これまで通りダイハツが行い、今後は、電気自動車=EVの軽自動車開発にも挑戦する方針です。
一方、トヨタの中嶋副社長は、「本業である軽自動車作りをしっかりダイハツができるようわれわれとして支援していきたい」と強調しました。