ダイハツが社長交代を発表、車両認証試験で不正 親会社トヨタと会見
車両の認証試験で不正を行っていたダイハツ工業が、13日午後3時から、経営陣の刷新などについて、親会社のトヨタ自動車とともに会見を開いています。中継です。
ダイハツの不正の要因の一つ「親会社のトヨタに、できないことをできないと言えなかった」。これを変える一歩となるのか、いま新たな体制について会見が開かれています。
ダイハツのトップには、トヨタ中南米本部の本部長である井上雅宏氏が3月1日付で就くことが発表されました。トヨタの佐藤社長は、井上氏について「現場のメンバーと徹底的に対話を続け、改革を前に進めてきたリーダーだ」と話しました。
トヨタ自動車・佐藤恒治社長「お客様に応援いただける会社に生まれ変わるために、ダイハツとトヨタが一緒になって、全力で取り組んでまいります」
また、井上次期社長は、ダイハツが「業務が拡大したが、困り事を吸収できず、課題を残したまま、仕事をさせてしまったのが問題」と述べ、「トヨタの力を借りながら確実に再生していく」と述べました。
関係者からは「ダイハツが自発的に変革できないから、トヨタ主導で体制を決めざるを得ない」という声も聞こえていて、今後、ダイハツが、いかに自発的に生まれ変われるかが課題となります。