エンタメが盛りだくさん! 高さ225メートルの複合施設「東急歌舞伎町タワー」で内覧会
東京・新宿歌舞伎町で、高さ225メートルのホテルとエンタメの複合施設が6日、お披露目されました。映画館やライブホール、フードホールなどもあり、空港からリムジンバスを出すなどインバウンド需要の取り込みも期待しているということです。
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歌舞伎町のど真ん中に大きなタワーができました。東京・新宿に新たにそびえ立った高さ225メートル、敷地面積4600平米の高層複合施設、その名も「東急歌舞伎町タワー」です。ここには、長く親しまれた映画館「新宿ミラノ座」などが入っていた「新宿TOKYU MILANO」がありました。2014年に惜しまれつつも閉館したその跡地にできたエンタメ複合タワーです。
14日のオープンに先駆け、6日に内覧会が開かれました。中はどうなっているのでしょうか?
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入ってすぐのエスカレーターを上がった先には、全10店舗、1300席あるフードホールが広がっていました。北は北海道から南は沖縄、さらにはお隣、韓国の郷土料理が楽しめます。青森のねぶたなど「祭り」がテーマで、DJにあわせた盆踊りや阿波おどりなどのパフォーマンスがあったり、各地の祭りを生中継したりする予定だということです。
6階から8階には「新宿ミラノ座」の名を継承する劇場がありました。天井が高く、座席は3階席まであります。その数はなんと900席。ここでは、演劇や音楽ライブなどが行われる予定です。
9階10階には映画館がありました。普通の映画館とは違い、なんと座席は全席プレミアムシートです。席数は広さに対して通常の半分程度になっていて、その分、1人分のスペースをゆったり確保することができ、リクライニングもできます。
映画館のあるフロアには、映画を鑑賞する人、全員が利用できるラウンジが広がっていました。ここでは鑑賞前にポップコーンやドリンクを自由に楽しめるといいます。
いろいろ満喫した後は、39階から47階のホテルで一息。東京が一望できる絶景で、楽しんだ後の疲れを癒やせます。
アフターコロナを意識したという「東急歌舞伎町タワー」。その狙いとは…。
東急新宿プロジェクト 企画開発室長 木村知郎さん
「1つは街の核となる都市観光拠点の創出。もう1つは街の回遊性と、にぎわいを創出する都市観光インフラの整備」
空港からリムジンバスを出し、アクセスを直結させるなどインバウンド需要の取り込みも期待しているということです。
ほかにもライブホールや、ゲームやお酒が楽しめる施設など、エンターテインメントが盛りだくさんの「東急歌舞伎町タワー」。新宿の新たな顔になりそうです。