経団連会長“長期化想定し予算の議論を”
経団連の中西宏明会長は、世界経済が回復するまでには時間がかかり、日本も長期化することを想定した上で予算の議論をすべきとの見解を示しました。
経団連・中西宏明会長「日本は(新型コロナウイルスを)ねじ伏せられるだろうと思っています。ねじ伏せなきゃいけないと。だけどそれで終わらないんです。残念ながら。世界全体の経済から見たらV字回復はないって証明されたようなもの」
経団連の中西会長は、新興国でも新型コロナウイルスの感染が拡大していることなどから、世界的に収束に向かい、日本経済が回復するまでには時間が長くかかるとの見方を示しました。
その上で、経済対策の予算について、「緊急事態だから“天井なし”で」というのはありえないとして、対策が長期にわたって必要となることを想定して、議論すべきとの考えを述べました。
また、14日に、一部地域で緊急事態宣言が解除される可能性があることについて、理解を示しながらも、「ワクチンや治療薬が確立するまでは、いっぺんに何をやっても良いという解除ではない」との認識を語り、「そういう認識ができないと、もっとひどいところに戻ってしまう」と警戒を呼びかけました。