プラゴミ問題「日本が先導」サントリー社長
サントリーホールディングスの新浪剛史社長は日本テレビの取材に応じ、プラスチックゴミの問題解決を「日本が先導していきたい」と語りました。サントリーは、12社合同でプラスチックゴミを再資源化するための新会社をスタートさせています。
サントリーHD・新浪社長「(CO2削減で)遅れた日本が貢献できること、ここに注目した時にプラスチックを資源に変えるんだと、“プラスチックまで資源にする”っていう日本らしさっていうのが非常に重要なイシュー(課題)だと思う。世界に対してプラスチックが資源になるんだと、こういうことを実現していきたい、強い思いですね」
サントリーホールディングスの新浪社長は日本テレビの取材に応じ、使用済みのプラスチックを環境負荷の少ない方法で再資源化する技術を開発し、地球規模の環境問題の解決に貢献したいとの考えを示しました。
新浪社長「いわゆる海洋汚染がなくなって次の世代につながるきれいな海が戻ってくる。そういうことを日本が先導してやっていきたいなと、そのなかに我々は参画していきたいと」
サントリーは同じく飲料大手のアサヒグループや食品容器メーカーなど、12社合同で使用済みのプラスチックの再資源化に取り組む会社を設立。再生技術の開発を担うアメリカのベンチャー企業と共同で技術開発し、遅くとも2027年までに実用化を目指します。
プラスチックは食品の賞味期限を延ばしたり、高い衛生状態を保つなどの優れた性質をもっているため、新会社では、プラスチックを使わないという環境対策ではなく、環境負荷の少ない方法での再資源化を目標としています。