日銀 大規模な金融緩和策を維持
日銀は15日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持することを決めました。
日銀は15日の金融政策決定会合で、国債の買い入れを無制限に行うなどの大規模な金融緩和策を維持することを賛成多数で決めました。
企業の資金繰り支援など、3月以降の新型コロナウイルス対応が効果を発揮しているとして、現時点での追加の措置は必要ないとしています。
一方、15日、公表した経済や物価情勢の「展望リポート」では、景気の現状について「極めて厳しい状態にある」との認識を維持しました。
日銀の黒田総裁は景気の先行きについて「年後半から徐々に改善していく」としながらも、「そのペースは緩やかなものにとどまる」との見方を示しました。
その上で「新型コロナウイルスの影響を注視し、必要があればちゅうちょなく追加の緩和策を講じる」と強調しました。