FCNTなど3社が民事再生へ 「らくらくスマートフォン」や「arrows」の製造販売 3社の負債は約1193億円
携帯端末の「らくらくスマートフォン」や「arrows」の製造販売を行っているFCNTなど3社が30日、民事再生手続き開始の申し立てを行ったと発表しました。
売り上げが伸び悩んでいた中、円安の進行や半導体不足などの影響を受けて製品の原価が高騰し、グループの収益・資金繰りが急速に悪化したといいます。
民間の信用調査会社によると、FCNTグループ3社の負債はおよそ1193億円にのぼります。
FCNTの主力事業である携帯端末の製造・販売については、事業の継続が困難な状況にあるため、速やかに事業を停止する予定です。
これを受けて、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクは、現在取り扱っているFCNT製の商品について、販売・修理を継続する方針を示しています。