西村大臣“病床数や重症者数みながら対応”
西村経済再生担当大臣は28日の会見で、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大に強い危機感を示し、病床数や重症者数などをみながら対応していきたいと述べました。
西村経済再生相「病床の体制がしっかり確保できているかどうか、重症者の数、60代以上の高齢の方の感染者の数、こういったところをしっかり見ていかなきゃいけないと」
西村大臣は、今後の対応について、感染拡大の状況把握には、新規感染者数や感染者の増加スピードだけではなく、使用中の病床数や、感染者全体の中で高齢者が占める割合などを注視しながら考えていくと述べました。
そのうえで、感染拡大が続いた場合、知事がより強い措置を講じることなどを想定し、その判断の基準となる指標などについても、専門家らと協議していると明らかにしました。
また、27日、全国知事会の会長の飯泉氏から、市町村単位で緊急事態宣言を出せるよう提案があったことに対して、西村大臣は焦点を絞った対策が必要だとしながらも、「経済圏、生活圏を見て、広域的な対応が必要である」として、都道府県単位での対応が妥当であるとの考えを示しました。