韓国 日本製空気圧バルブへの関税を撤廃
日本製の空気圧バルブを韓国が輸入する際の関税がWTO(=世界貿易機関)の協定に違反するとして、日本側が提訴し日本側勝訴の最終判断が下っていた問題をめぐり、韓国政府は19日、関税措置を撤廃しました。
日本企業が空気圧バルブを韓国に輸出する際、価格が不当に安いとして、韓国政府は最大でおよそ23%の関税をかける措置をとっていました。
日本側はこれを協定違反だとWTOに提訴し、WTOは日本側の主張を認め、韓国側に是正を求めていました。
これについて経済産業省は、韓国政府が19日、関税措置を撤廃したと発表しました。経済産業省は、「今回、措置が撤廃されたことは、WTO紛争解決手続きの成果」としています。
一方、韓国側は「WTOの判断とは関係なく、韓国国内の生産者が再審査を要請しなかったため」として、WTOの判断は無関係との立場を強調しています。