不正出金 証券各社ウェブ上の手続き見直し
ドコモ口座やSBI証券などでネット上での不正出金が相次いでいることを受け、大手証券会社では、顧客の金融資産の出金先として登録している銀行口座をウェブ上で変更する手続きを相次いで停止しました。
野村証券とSMBC日興証券、みずほ証券はウェブ上で金融資産の出金先である銀行口座を変更したり追加したりする手続きを18日から当面の間、停止すると発表しました。
この措置は、SBI証券で顧客の金融資産が偽の銀行口座に流出した問題を受けたものです。
不正な出金があったSBI証券では何者かが偽造書類を使って偽の顧客名義の銀行口座を新たに開設し、そこに顧客の金融資産が勝手に送金されていました。
このため、銀行やネット決済事業者のほかネット証券を含めた証券各社でも、ウェブ上での手続きを見直す動きが広がっています。