今、「濃い味」の食べ物が続々と登場しています。コロナ禍のストレス発散として、満足感が得られる濃い味を食べたいという若者が増えたといいます。かき氷には驚きのアクセントが加わり、濃厚な味わいに。ハンバーガー・麺類も、さらに濃い味に変化していました。

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東京・渋谷区の表参道ヒルズでは、かき氷フェアが開催中です。

メロンをたっぷり使った、ぜいたくな「山川わさびと生メロンの濃厚かき氷」には、意外な隠し味もあります。

記者
「たっぷりとかかったクリームが、とっても濃厚です。わさびがピリッと効いていて、メロンの甘さが引き立ちます」

アクセントになっていたのは「わさび」です。さわやかな香りと辛みで、濃厚なメロンの味わいが引き立つといいます。

他にも、「シャインマスカットと大葉のムースのかき氷」には、氷の上にシャインマスカットと大葉、中にはゴルゴンゾーラチーズのムースが隠されていて、さっぱりとしたかき氷が濃厚な味わいになるといいます。

森ビル　表参道ヒルズ運営室　石田翠さん
「コロナ禍で外出できなかった方に、家庭ではなかなか味わうことが難しい意外さや驚きを感じていただきたい」

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ホットペッパーグルメ外食総研が2021年10月に実施した調査によると、「コロナ禍で若い人が濃い味を好むようになった」という結果も出ています。

コロナ禍のストレス発散として、満足感が得られる「濃い味」を食べたいという人が増えたといいます。

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モスバーガーでは、真っ白なチーズソースをたっぷりサンドした「白いモスバーガー」を発売しました。4種類のチーズで濃厚な味わいに仕上げたといいますが、おいしく食べきるための“ある工夫”もされています。

モスフードサービス広報　山口さほりさん
「夏でも食べやすい味わいにしたいということで、さわやかさを残すためにヨーグルトを加えて工夫しました」

切れのいい後味で、食が進むといいます。

お客さん
「濃厚なチーズなんですけど、食べた後にいやに残らないというか、どんどん食べられる感じ」

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明星食品が今年、発売したのは、うどんとそばの「濃いぜ！」シリーズです。

明星食品マーケティング本部　ブランドマネージャー　石田晃三さん
「ポイントは『豚だし』です。これまで和風カップ麺は昆布・カツオといったすっきりとした味わいが主流だったところに、豚だしを加えることで非常に厚みのある濃い味のだしの味わいを再現しました」

スープだけでなく、麺にも豚だしを練り込み、満足感のある濃い味に仕上げたといいます。

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濃厚なこってりラーメンでおなじみの天下一品から登場したのは、「こってり」を超えた「超こってり」です。（今月末まで）

スープは麺をすすることができないほど濃厚なため、麺の長さは通常の半分にしているといいます。

実は2月にも販売していた「超こってり」。連日、即完売が相次ぎ、「幻」とまで言われたということです。その味を求め、開店1時間前に来たお客さんに聞きました。

お客さん
「（2月は）何回か来ても食べられなかったので、きょうちょっと早めに来て、本当うれしいです。念願のというか」

コロナ禍のストレス発散に、「濃い味」は広がりを見せそうです。