IR“カジノ”外国人旅行客は非課税で調整
IR(=統合型リゾート)施設のカジノに関する税制について、政府・与党は、外国人旅行客がカジノで得た勝ち分について非課税にする方向で調整しています。
来年度の税制改正に向けた要望で、国土交通省は、一定以上の金額をカジノで稼いだ場合、一時所得として確定申告するよう求めていました。
これに対し、政府・与党は、国内に住む利用客については他のギャンブルと同様に課税し、外国人旅行者については非課税とする方向で調整しています。
アメリカでは、スロットなどで一定以上の金額を稼ぐと課税されますが、シンガポールやマカオなどでは一律で非課税となっています。外国人旅行客に課税すると日本のカジノに客が来なくなるのではないかと懸念する事業者の声もあり、政府・与党は、外国人旅行客に対しては一律で非課税にする方向で調整を進めています。