上昇傾向のたまご価格 農水相「改善見込み」“月見フェア”で需要高まりも
上昇傾向となっているたまごの価格について、坂本農水相は今後「改善される見込み」との見通しを示しました。
JA全農たまごによりますと、去年、鳥インフルエンザの流行で1キロあたり350円の最高値を記録したたまごMサイズの平均卸売価格は、今年に入ってからは落ち着いたものの、先月以降、再び上昇傾向となっています。
24日、生産者やメーカーなどが出席して開かれた検討会では、上昇傾向の理由について、夏の猛暑の影響でたまごの生産量が減ったことや、外食産業の月見フェアで需要が高まっていることなどが指摘されました。
坂本農水相
「例年であれば年末の需要期に向けて、鶏卵需要は上昇していく傾向にあります。一方で、猛暑の影響は徐々に解消されてまいりますので、需給状況は改善される見込みであると」
農水省は今後、防疫体制を強化し、鳥インフルエンザによる供給不足に備えていくなどとしています。