来年度の消費税収、約23兆8000億円で過去最高の見通し 物価高など影響か
国の来年度の消費税の税収がおよそ23兆8000億円と、過去最高の見通しとなったことがわかりました。
国の一般会計で来年度の税収はおよそ69兆6000億円となる見通しです。
そのうち消費税は、今年度よりおよそ4000億円多い23兆8000億円で過去最高となる見通しです。
消費税収が増えるのは、物価高に加え、ことし新しいインボイス制度で、事業者が納める消費税の額を正確に把握できるようになったことから、納税が進むことなどが要因とみられます。
ただ、所得税は来年6月から実施する1人4万円の定額減税の影響で今年度より、3兆1000億円減少する見込みです。
一方、予算案は2年連続で110兆円を超え、税収で不足する分は国の「借金」である新規国債を34兆9000億円を発行して補う見通しです。