時短要請「ワタミ」8割超の居酒屋休業へ
緊急事態宣言で時短営業の要請を受け、外食チェーンのワタミは、8割以上の居酒屋を休業すると発表しました。休業する店の社員をスーパーや農業の現場などへ派遣します。
ワタミ・渡辺美樹会長「8時以降、当然やりたいのはやまやまです。企業の社会的責任として、全店(時短営業を)順守することにしました」
「三代目鳥メロ」などをチェーン展開するワタミは、緊急事態宣言が発出された1都3県の直営する全店舗で、酒の提供を午後7時までとし、午後8時に閉店します。
しかし、居酒屋全100店舗のうち、ランチ営業をしたとしても採算が見込めない83店舗については、休業します。休業する店舗の社員およそ200人はスーパーや、農業、畜産の現場へ派遣し、雇用を守りたいとしています。
一方、時短要請に応じた飲食店に、一律6万円の協力金を支払う政府の方針について、ワタミの渡辺会長は、立地や規模、業態によって必要な金額は違うとして、「もっときめ細やかに支援策を決めるべき」と訴えました。