三菱ＵＦＪ銀行とＮＴＴドコモが金融事業で包括的な業務提携を行う方針を固めたことが分かりました。

関係者によりますと三菱ＵＦＪ銀行とＮＴＴドコモは金融事業で包括的な業務提携を行い、共同で無担保ローンや住宅ローン販売などを行うほか、携帯料金の支払いの際、三菱ＵＦＪ銀行で引き落とすとドコモのポイントがたまりやすくなるなどドコモユーザーを優遇する口座の新設などを検討しているということです。

将来的には共同出資の新会社を作り、証券や保険など幅広い金融サービスを仲介できる「金融サービス仲介業」への進出なども検討しているということです。

超低金利が長期化する中、銀行にとって厳しい経営環境が続いていますが、三菱ＵＦＪ銀行はドコモと包括提携することで銀行の店舗が少ない地方で新たに携帯ユーザーなど顧客として取り組む狙いがあります。

一方、ドコモはスマホ料金の値下げに踏み切る中、新たな収益源の確保を狙っているとみられます。

三菱ＵＦＪ銀行とＮＴＴドコモは金融事業での包括的な業務提携について今年３月までの合意を目指し調整を進めているということです。