“遠隔操作ロボ”新しい技術を公開 意図を推測し柔軟な動きが可能に NTT
遠隔操作できるロボットの新しい技術が公開されました。物に触ろうとするときに、意図を推測して触り方を調節することができます。
NTTが開発した遠隔操作ロボット。たとえば、何か物をまっすぐ、優しく触りたいときには、操作する人の手の動きから“優しく触りたい”という意図を推測。その意図に沿って、遠隔操作される先に凹凸や障害物などがあっても、対象の形にあわせて優しく触る動きを再現します。
これまでのロボットは対象物の形にあわせた柔軟な動きができず、また、通信が遅れた場合には、ロボットの動きに「硬さ」が出ていたといいます。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所・高木敦士さん「必ず遠隔には遅延がのるので、それをちゃんと考慮して、柔らかさと高い追従精度を実現した」
NTTはこの技術を遠隔地での介護や医療などに活用したいとしています。