NEC、楽天、NTTなど職域接種を実施へ
企業や大学で従業員や学生にワクチンを接種する「職域接種」を今月21日に始めるという政府の発表を受け、「職域接種」の実施を決める企業が相次いでいます。
NECではテレワークを進める中でも、システムの保守やセキュリティの確保、工場での生産など出社が必要な業務におよそ1万人が携わっています。こうした従業員に対し、準備ができ次第、ワクチン接種を開始します。
接種はNECに勤務する産業医や看護師が担当し、首都圏や関西圏にある会社の施設で行います。
また、楽天グループは東京の二子玉川にある本社で従業員とその家族およそ6万人を対象に接種を行うと発表しました。一日あたり1000人規模で開始し、5000人規模へと拡大させる予定です。
NTTも今年中に社員4万人への接種を計画しています。東京エリアを中心に勤務するNTTグループの社員が対象で7月以降、一日あたり最大750人に接種する予定です。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためにワクチン接種の加速が重要となる中で、企業の動きが活発になっています。