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ラピダス、カナダ企業との協業を発表 AI向け半導体を開発へ

2024年2月27日 20:44
ラピダス、カナダ企業との協業を発表 AI向け半導体を開発へ

最先端の半導体の2027年の量産を目指す「ラピダス」が、カナダのスタートアップ企業とAI向けの半導体の開発と製造を協業すると発表しました。

ラピダスは、日本政府からおよそ3000億円の支援を受け、2027年までに、AIや自動運転などに使われる「次世代半導体」とよばれる最先端の半導体を量産することを目指していますが、顧客の確保も課題となっていました。

こうした中、ラピダスは27日、これまでアップルやテスラなどで実績を上げてきたジム・ケラー氏がCEOを務めるカナダのスタートアップ「テンストレント」とAIに使われる半導体の開発などで協業すると発表しました。

ラピダスの小池社長は、産業ロボット、ヘルスケアなど日本が強みを持っている産業分野に適用して、世界の標準化づくりを目指していくことが大きなゴールだと述べました。

また、AIが莫大な電力を消費する中で、AIに使う半導体の「電力消費量を、いかに抑えるかが重要になる」とし、「先端半導体の開発は必須だ」と強調しました。

一方、テンストレントのジム・ケラーCEOは、「日本で強力なビジネスを進める機会をいただいた」と述べ、協業を歓迎しました。