２０２０年度予算の繰越金が、過去最大の３０兆円を超える見通しです。

予算は年度内に使い切るのが原則ですが、新型コロナ対策で補正予算を３回組んだため、多くの持ち越しが発生しました。

金額が多かったのは、金融機関の資金繰り支援の予算や地方創生臨時交付金です。交付金は、時間短縮に応じた飲食店への協力金などに使われますが、都道府県の給付作業が追いつきませんでした。

衆院選を控え、巨額の繰越金を念頭に、大型経済対策を求める声が強まりそうです。