日経平均続伸 次期首相の経済政策へ期待感
7日の東京株式市場で、日経平均株価は一時3万円台を回復しました。3万円を超えるのは4月9日以来、およそ5か月ぶりです。終値は6日に比べて256円25銭高い2万9916円14銭でした。
午前中は、先週末から続く次期首相の経済政策への期待感から買い注文が広がり、株価は一時3万円を超えました。市場関係者からは「今月中に3万2000円も見えるかもしれない」と期待の声がある一方で、「総裁選の候補者が打ち出す政策次第では期待がしぼむこともある」という冷めた意見も聞かれました。
また、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることも株価上昇の要因となっていて、株価は8月30日からの7営業日で2200円以上、値上がりしています。
午後に入ると、この短期的な高騰を受けた利益確定の動きも出て、やや上げ幅を縮小しました。
東証一部の売買代金は、概算で3兆4335億円、売買高は12億5738万株。