ソニーグループが「スピンオフ」検討開始 金融子会社を新たに株式上場の方針
ソニーグループが金融子会社を分離・独立させる方針を明らかにしました。これは「スピンオフ」という手法で、独立した会社は上場により独自に資金を調達できるようになります。
スピンオフを検討しているのは、「ソニー生命」などを展開する金融子会社のソニーフィナンシャルグループです。政府が今年度、企業の社内ベンチャーや事業再編を後押しする狙いでスピンオフの税制優遇を拡大したことを機に検討を始めました。2、3年後をメドに分離・独立させ、新たに株式上場を行う方針です。
分離後もソニーグループで株式の20%ほどを保有し、「ソニー」の社名やブランドは継続します。
これにより、金融子会社は独自に資金調達が可能になり、ソニーグループはゲームや映画といった主力事業に経営資源を集中させることができるようになります。