「新紙幣」発行まで残り1か月 コインパーキング、自販機など…対応「間に合わない」業界も?
20年ぶりとなる新しい紙幣の発行まで、3日であと1か月となりました。新紙幣への対応も山場を迎えていますが、なかには対応が“間に合わない”業界も…。また対応が負担となり、値上げに“影響”しているケースもあるということです。
3日、埼玉・深谷市で大勢の大人を相手に“経済の授業”をしていたのは…
「私の顔が日本の紙幣の肖像画になるなんて、とてもうれしいことです」
明治時代の実業家、渋沢栄一のアンドロイドです。新しい1万円札に描かれていて、記念館の来場者も増えているといいます。
実に20年ぶりとなる新紙幣の発行まで、1か月。(※来月3日~発行)
3日、都内では…
大学生(20代)
「変わっちゃうんですか? 全然知りませんでした」「大事にとっておこうかなって」
新紙幣への対応も山場を迎えていますが、コインパーキングは“全国の半数”ほどが間に合わず、飲料などの自販機でも“使えないケース”が出る可能性があるということです。
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さらに、新紙幣が値上げに影響も…。発行まで1か月となった、新紙幣。5月30日、千葉・旭市のラーメン店では、券売機の部品交換をしていましたが、これが約15万円の出費になったといいます。
ラーメン店 店主
「不満を言っても仕方がない、という感じですかね」
原材料費の高騰なども重なり、今月から値上げに踏み切りました。
日本銀行は、新しいお札が発行されても、これまでのお札は引き続き使えるとしていて、「お金が使えなくなる」といった詐欺行為に注意するよう呼びかけています。
(6月3日放送『news zero』より)