楽天グループ、「営業利益」5年ぶり黒字化 最終損益は赤字も
楽天グループは14日、去年1年間の決算を発表し、本業のもうけを表す「営業利益」が5年ぶりに黒字化したことを明らかにしました。
楽天グループの2024年1月から12月までの1年間の決算は、最終損益は1624億円の赤字となりました。赤字は6年連続です。赤字の主な要因はモバイル事業ですが、契約者の増加などに伴い赤字幅は年々縮小していて、グループの営業利益は5年ぶりに529億円の黒字となりました。
楽天モバイルの利用者は、楽天市場や楽天トラベルなど、グループの他のサービスを使う割合が高いとして、モバイル事業をグループの「加速要因」と位置づけています。
楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長
「売り上げの伸びのうち34.4%が楽天モバイルに起因している。モバイルが大きな成長ドライバーのひとつになってきている」
楽天モバイルは、去年12月時点で830万件の契約数を獲得していて、今後、高齢者や地方を強化するなどして早期に1000万件に到達させたいとしています。