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人気ハンバーグチェーン「さわやか」創業者死去…14日は全店で臨時休業に 自ら店に立ち…客と会話

2024年3月13日 21:04
人気ハンバーグチェーン「さわやか」創業者死去…14日は全店で臨時休業に 自ら店に立ち…客と会話

12日、静岡県を代表するレストラン「さわやか」の創業者、富田重之会長が亡くなりました。87歳でした。店は14日、全店で臨時休業するということです。

「炭焼きレストランさわやか」は、静岡県に34店舗を展開するハンバーグの人気店。看板メニューの「炭焼きハンバーグ」を食べようと、県外から足を運んだ人も多いのではないでしょうか? 13日も、御殿場市の店舗では120分待ちに…。

その人気ハンバーグチェーンを一代で築き上げた富田重之会長が、12日、老衰のため亡くなりました。87歳でした。

多くの従業員の名前を覚えるなど、「さわやか」で働く人をとても大切にし、慕われていたという富田会長。

「さわやか」では、富田会長をしのび、14日は全店で臨時休業するということです。

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「さわやか」の1号店がオープンしたのは1977年。富田会長はオープン当初から、自らホールに立ち、お客さんと積極的に会話をしていたといいます。

10年前の2014年、私たちが「さわやか」を取材したときにも、富田会長は創業時の精神を忘れず、積極的に客の前に立っていました。

富田会長
「自分たちの想定していた店と全然違う、明るい店となりました。それは、皆さんが支えてくれた、それがずっと続いた、創業から、そういう店づくりが」

お客さんの声に耳を傾け、たった1代で、静岡を代表するレストランチェーンに育て上げた富田会長。

そんな富田会長の精神は、従業員らにも受け継がれています。

「さわやか」のコメント
「創業者は、自然の恵みをいかしたつくりたての愛情料理を囲んでだんらんの生まれるレストランをつくりたいと起業いたしました。私たちはこれからも末永く、創業の精神を未来に繋いで参りたいと思います」