3年ぶり“リアル開催”「さっぽろ雪まつり」観光客でにぎわい “インバウンド効果”に期待も
北海道札幌市では、冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」が3年ぶりに会場を設けた“リアル開催”となり、国内外の多くの観光客が訪れています。このにぎわいに、会場からほど近い商店街などでは経済回復にも期待の声が上がっています。
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3年ぶりに会場を設けて開幕した「さっぽろ雪まつり」。国の内外から見込まれる観光客の数は200万人以上です。
東京からの観光客
「初めて来ました。コロナ禍で旅行に行けなかったんで、北海道旅行」
札幌市民
「久しぶりなんで楽しいです。にぎわいが戻ってきた感じがします」
大通会場には100基の雪像がずらり。札幌の街は多くの観光客でにぎわい、コロナ禍で落ち込んだ経済の回復に期待がかかります。
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5日、雪まつり会場からほど近い札幌市・狸小路商店街を訪れると、こちらにも観光客の姿が見られ、にぎわいを取り戻していました。
土産物店では――
熊本からの観光客
「お土産に六花亭のチョコと、白い恋人を買いました」
「(財布のひもは)ゆるみます。欲しいものがたくさんあるので」
待ちに待った雪まつり開催。出だしの売れ行きはコロナ禍前を上回るほどだといいます。
たぬきや・島口義弘社長
「あまり今までお金を使ってこなかったところで、パーッと使ってくれるような雰囲気があるので大変ありがたい」
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にぎわいは、すすきの会場も負けていません。60基もの氷像が並ぶ中、どこかで見たようなペンギンの氷像がありました。総合ディスカウントストア、ドン・キホーテのキャラクターです。
MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店の店内には、日本の土産を買い求める外国人観光客の姿があり、レジには行列ができていました。
韓国からの観光客
「韓国でとても有名なんです。薬です」
フィリピンから来た人は「シーフードラーメンはおいしい。だからフィリピンにお土産」と話します。
また、アメリカからの観光客は「これ気に入った。2種類の味や季節が楽しめる。春と秋、サクラと紅葉、かっこいい」と買い物を楽しんでいました。
3年ぶりに、にぎわいを取り戻した札幌の街。“雪まつり特需”となるのでしょうか。