三菱自動車、中国市場から撤退へ 急速なEVシフトに苦戦
三菱自動車工業が中国での自動車生産から、撤退する見通しであることがわかりました。
三菱自動車は、2012年から、中国の湖南省で自動車生産を行っていますが、近く、撤退する方向で調整していることがわかりました。
三菱自動車の中国での生産はほとんどがガソリン車で、EV=電気自動車は3%未満にとどまります。
中国市場が急速にEVにシフトする中で苦戦し、撤退を余儀なくされた形です。
近く、取締役会で決定される見通しです。
中国市場をめぐっては、その他の日系メーカーも販売が落ち込んでいます。
ことし1月から8月までの販売台数は、去年の同じ期間に比べて日産自動車が26.3%減少したほか、ホンダが24%、トヨタ自動車が5.1%の減少で、各社、戦略を練り直しています。