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ENEOSホールディングス社長解任 酔って女性に抱きつく 去年も“セクハラ”で…2年連続トップが退く異例事態

2023年12月19日 19:22
ENEOSホールディングス社長解任 酔って女性に抱きつく 去年も“セクハラ”で…2年連続トップが退く異例事態

石油元売り大手のENEOSホールディングスは、斉藤猛社長が懇親会の場で酔って女性に抱きつくという不適切行為があったとして解任したと発表しました。ENEOSでは去年もトップがセクハラ行為で辞任していて、2年連続で経営トップが退くという異例の事態となっています。

ENEOSホールディングス 西岡清一郎社外取締役
「昨年度の元会長不祥事に続き、2年連続で経営トップによる 不適切行為がなされたことは痛恨の極みであり、深くおわび申し上げます」

ENEOSホールディングスによりますと、斉藤猛社長が懇親会の場で同席した女性に酔った状態で抱きつく不適切行為があったとの内部通報があり、事実だと判明したため、19日付で解任したということです。

斉藤社長は、度を超した飲酒により、記憶がないと話しているということです。

懇親会の場には副社長と常務の2人も同席していて、不適切行為を生じさせた責任として、副社長は辞任処分、常務は3か月間の報酬30%減額処分としました。

ENEOSを巡っては、去年、杉森前会長も飲食店の女性従業員のドレスの中に手を入れて胸を触ったり、キスを強要したりしたことで辞任していて、2年連続で経営トップが女性へのセクハラ行為で退く異例の事態となっています。