一等米の比率が過去20年で最低 夏の記録的猛暑で
ことしの夏の記録的な猛暑でコメの一等米の比率が過去20年で最低となりました。
農林水産省は31日、9月末時点で収穫されたコメの品質について発表しました。
検査結果によりますと、ことし9月末時点の1等米の比率は59.6%と去年の同じ時期の検査結果に比べ、16.2ポイント下回り、現在の検査態勢になった2004年以降、過去最低になったということです。
ことしの夏の猛暑や水不足の影響が大きく、中でも米どころの新潟県では一等米の比率が13.5%と去年より60.9ポイント下回りました。
ほかにも秋田県や山形県など11の県で去年比べ10ポイント以上下回ったということです。
暑さに弱いコシヒカリへの影響が大きく農水省は今後暑さに強い品種の導入のマニュアル作りなどをし、普及を促したいとしています。