江藤農水大臣 備蓄米入札始まり需給緩和へ改めて期待感示す

価格の上昇が続いているコメをめぐり、江藤農林水産大臣は11日の会見で、備蓄米の放出によって、「良い方向に需給が緩和されて、価格についても安定することを期待している」と述べました。
備蓄米放出をめぐっては、10日から入札が始まりましたが、農水省は「まだ入札の手続きが続いている」として、入札結果については明らかにしていません。
一方、去年の夏におきたいわゆる「コメ不足」をめぐっては、専門家から、国がコメから他の作物への転作に補助金を出したり、生産量の目安を示したりすることで、“実質的な生産調整”を行ってきた影響ではないか、との指摘も出ています。
こうした見方について江藤農水大臣は、「米を作ることをやめさせるような政策を行っているというのは大いなる誤解だ」と述べ、あくまでも農家の自主的な判断で生産をしていると強調しました。
最終更新日:2025年3月11日 14:52