「コメの市場動き出した」江藤農水相が見方示す
長引くコメの価格高騰の要因とみられている「流通の滞り」について、江藤農林水産大臣は18日に「動き出した」との見方を示しました。
一部の事業者が、コメのさらなる価格高騰を見込んで、いわゆる「売り渋り」を行い、その結果、コメの流通が滞っていることから、農水省は先週、備蓄米の放出を決定しています。
この、事業者向けの説明会が17日に行われるなど、備蓄米放出への動きが進む中、江藤農水大臣は「コメの市場が動き出した」との見方を示しました。
江藤拓農水相
「(コメの)先物の市場を見ても今までにない枚数が取引をされています。やはり流通市場は動いている。動き出したというふうに受け止めていいのではないか」
江藤大臣は、備蓄米放出決定をきっかけに、コメの先物市場で取引が活発化しているとの見解を示しました。
また、江藤大臣のもとには早速、スーパーマーケットから、「コメの取引の申し出がかなりの数、入ってきた」という報告が寄せられたということで、“備蓄米放出決定によって、すでに、市場が動き始めた”と強調しました。