価格の高止まりが続いているコメについて、1月のスーパーなどに売られた新米の販売価格が去年のおよそ1.7倍高かったことがわかりました。

農林水産省は28日、1月の新米の販売価格がスーパーなど小売り業者向けで去年の同じ月と比べておよそ1.7倍高くなったと発表しました。

高止まりの要因については、去年、コメが品薄となったことで、コメを確保しようとする業者間で価格競争が続いているためとしています。

また、市場に出回っているコメの大半を占めているとされる大手集荷業者が集めたコメの量について、去年の同じ月と比べて23万トン少ないことも明らかになりました。

昨年末の時点では21万トンだった数値がさらに拡大し、流通の滞りが改めて浮き彫りとなりました。