日経平均株価、バブル期の高値水準 コロナ禍からの経済回復が鮮明に
日経平均株価が33年前のバブル期の高値水準となりました。
17日に3万円を突破した日経平均株価は、19日も上昇し、一時、3万0900円を上回るなど、1990年8月のバブル期終盤以来の高値となりました。午前の終値は、前日に比べて318円54銭高い3万0892円47銭でした。
背景には、コロナ禍からの経済回復が鮮明となっていることがあります。百貨店では訪日外国人が急増し、円安も相まって「高級ブランドのバッグや時計などが飛ぶように売れている」という声も聞かれました。また、国内の富裕層の購買意欲も高く、数千万円の絵画なども商談成立が相次いでいるということです。
市場関係者は「株価は過熱感が高まっている。上昇基調を維持できるのか注視が必要」と話しています。