不正な株取引を行ったとして起訴されたSMBC日興証券が会見を開き、事実をしっかりと認識した上で、社長自身も含めて厳正なる人事処分を行っていく考えを示しました。

副社長の逮捕を受けて急きょ開かれた会見で近藤社長は謝罪し、自身も含めて厳正なる処分を行っていく考えを示しました。また、今回の不正な取引を防げなかった売買審査部門の人員を6割増やし、強化したと発表しました。さらに、今回逮捕者が出た「エクイティ部」の取引状況をリアルタイムで監視し続ける専門のチームもつくったとしています。

一方、一連の事件を受けて設置された外部の有識者などによる調査委員会は、社員が不審な取引などに気がついたら情報を提供できるようホットラインを設置したということです。

さらに今回、問題が起きたブロックオファーと呼ばれる取引に関わる部署の在籍者400名以上を対象に、事件に関する認識を尋ねるアンケートも実施しているとしています。