ENEOSホールディングスは、前社長がセクハラで解任され、空席となっていた社長に、宮田知秀副社長を昇格させると発表しました。

ENEOSでは、2年前の当時の会長にはじまり、去年は当時の社長が、そして先週はグループ会社の会長が女性へのセクハラ行為で退任しています。

28日、次の社長に就任することとなった宮田現副社長らが会見し、人権尊重、コンプライアンスの重視を徹底すると話しました。

ENEOSホールディングス・宮田知秀次期社長
「コンプライアンス徹底を推進する立場のトップが、あるいはその経営層が意識不足していたことが背景にあると」

またENEOSが外部専門家に依頼した分析では、取締役の過度な飲酒のルールがなかったことも問題があったと指摘され、同行者も含めて処分対象とする運用をすでに始めたとしています。

相次いだセクハラ行為による経営の混乱が改善されていくのか、厳しい目が集まっています。