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企業トップに聞いた「今年の賃上げ」トヨタ自動車・佐藤恒治社長

2024年1月6日 18:01
企業トップに聞いた「今年の賃上げ」トヨタ自動車・佐藤恒治社長
約30年ぶりの賃上げ率となった昨年に続き、今年も賃金上昇への期待が高まる経済界。春の労使交渉(=春闘)が始まるのを前に、トヨタ自動車・佐藤恒治社長に賃上げの見通しなどについて聞きました。(詳しくは動画をご覧ください)

■今年の賃上げは?

「まず弊社にとって労使交渉というのは、とにかく労使の話し合いの場というのをこれまでもずっと申し上げている通りで、今年もこの姿勢を基本に置きながら、しっかりと労使の間の話し合いを深めていくということだと思います。特に今年はですね、いろんな環境もありますので、従来以上に踏み込んだ話し合いをして、人への総合投資ということを論点にしながら、どのように働く環境の改善をしていくのか、働きやすさを作っていくのかというのを総合的に見ていくということが必要なんだろうっていうふうに思っています」

ーー賃上げの具体的な数字の目標は?

「あくまでもやはり組合と話し合いをして、その上でどの水準で考えるのかという話し合いが最初にあって、その目線が決まるべきものかなというふうに我々は思っています」

■人への投資について

「やっぱり製造業、モノ作りをやっておりますので、やはり人一人ひとりの仕事が形になって現れますから、その一人ひとりがやりがいを持って、プロフェッショナリティ、スキルを発揮して、いいクルマ作り、良いサービスを提供するということが我々モノ作り産業の原点になりますので、その人の活力をしっかりと作っていくということが産業全体の活性化にもなりましょうし、今の日本経済全体の良い作用にも繋がるんじゃないかなというふうに思います」

■ダイハツ問題

ーー親会社としての受け止めと、今後の対策は?

「まずこれ本当に起きてることに対してですね、お客様から販売店の皆様、仕入れ先の皆様に対してですね、ご迷惑、ご心配をおかけしていることを心からお詫びを申し上げたいというふうに思っています。誠に申し訳ございません。もう起きていることをですね、まっすぐに見つめて、なぜそれが起きたのか、その原因にしっかり向き合って、しっかり謝罪をして、その原因に至った要因を再発防止していく。もうこの三つのステップをしっかりダイハツと一緒に取り組んで、これを持って、やっぱり親会社としてもしっかり会社としての責任を果たしていくというふうに思っています」

「ご迷惑、ご心配をおかけしていることに対しまして、ダイハツと一緒に取り組んでいくという覚悟でございます」

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