外国人にも人気“kawaii” ニューヨークで日本の「食」と融合 マカロンとマグロのすしもカワイイ?
日本を訪れる外国人にも人気で、世界中で支持されている日本の“kawaii”。それが海を越え、日本を代表する「食」と融合した店が、28日にニューヨークでオープンしました。回転レーンを流れてきたのは、マカロンでマグロと酢飯を挟んだすしです。
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東京・原宿では、それぞれの“カワイイ”を楽しむ外国人観光客でにぎわっていました。
「very kawaii」「これは原宿で買ったの」と、買ったばかりのカチューシャを早速、身につける人や――
胸元に大きな人気キャラクターの服を着て、「もっとみんなもkawaiiになるべき!」と話す人の姿もありました。
竹下通りにある店「TOTTI CANDY FACTORY」で外国人観光客に人気なのは、“レインボーなわたあめ”です。
「kawaii」
「全部違う味がするんだ」
「イギリスでも原宿の文化は人気なの」
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海外にも広がっている“日本のkawaii”。アメリカ・ニューヨークでも話題になっていました。「SUSHIDELIC」という店を訪れてみると、店内のテーブルで“カラフルな手のオブジェ”が流れていました。天井につるされていたのは奇抜なネコ!? 実は、この店は“kawaiiすし”が食べられる、すしレストラン。28日にオープンしました。“日本のkawaii”と日本を代表する「食」が融合したのです。
回転レーンを流れてきたのは、マカロンでマグロと酢飯を挟んだすしです。記者が食べてみたところ、「甘さとしょっぱさが一緒になっていて、おいしい」ということでした。
ほかにも、スポイトに入ったしょうゆをかけて食べる「ちらしパフェ」や、にぎりずしのような見た目のチョコレートのデザートなど、日本円で約1万2000円のカラフルなコース料理が楽しめます。
約2週間先まで予約は埋まっていて、すでに2000人以上がキャンセル待ちだということです。
店を訪れた人の中には、頭に大きなリボンをつける人や、カラフルなアイテムを身につける人の姿もありました。“kawaii”を体験した感想を聞いてみました。
「楽しくてイケてて、とてもクールです」
「ニューヨークではこのようなところは見たことない。とても楽しくて面白い」
この店を手がけたのは“kawaii”文化を発信し続ける、アーティストの増田セバスチャンさんです。きゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオなどの美術を担当していた人物です。
日本ではなく、ニューヨークでオープンした理由は――
増田セバスチャン氏
「ニューヨークの皆さんに、東京ならではの色使いだったり、“kawaii”ならではのハッピーな要素を紹介したいと思って。世界中にこういったものが1つあれば、もうちょっと生きやすい世の中になるんじゃないかと」
海外の人にも愛される“日本のカワイイ”。ますます広がりを見せそうです。