福島市と
宮城県柴田町を結ぶ第3セクター「
阿武隈急行」の将来像を話し合う協議会が開かれ、路線の維持をめぐって自治体間で意見の温度差が浮き彫りとなりました。
阿武隈急行は利用者の減少に伴い、2023年度の累積赤字が14億円を超えるなど厳しい経営環境が続いています。
これを受け、沿線の自治体が集まり鉄道の将来像を話し合う協議会が8月5日、宮城県庁で開かれました。
福島県側や、宮城県角田市・丸森町が路線の維持を求める立場なのに対し、柴田町は維持にこだわらない姿勢を示唆し、自治体間で意見に温度差があることが浮き彫りとなりました。
協議会は2024年度内に経営改善策をまとめる方針です。